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しのちーチャンネル

本日新たにU-NEXTに登録いたしました。

今までひと月あまり、私が契約している携帯電話会社のオプションサービスとしてU-NEXT(ユーネクスト)を利用してきました。

月額約千円で契約できるのでお得感がありましたが、その一方でNHKオンデマンドにも契約を別にしていました。

こちらも月額990円ほどかかります。

両方合わせると二千円となり、U-NEXTを通常の契約するのと変わりません。

U-NEXTでは通常契約の場合、毎月1200ポイントがもらえそのポイントでNHKオンデマンドを申し込めるので、結局合計金額的にはいっしょです。

なので、両方の契約を先月末で終了して、本日、正規の価格のU-NEXTに申し込みました。

最初なので、今は1ヶ月のお試し期間です。お試し期間でも、ポイントが600ポイントもらえるのですが、U-NEXTでオプションとして申し込めるNHKオンデマンドは990ポイント必要でしたので、ポイントを別途500ポイント購入して、合わせて1100ポイントにして、同時にNHKオンデマンドも申し込みました。

どちらかというと、NHKオンデマンドの方を重視しています。

ですので、U-NEXTでしか追加料金無しで観ることができる「ボーンズ-骨は語る」を一通り見終わったら、U-NEXTは解約してNHKオンデマンドを単体で申し込むかもしれません。

早速、そのNHKオンデマンドで2011年に放送された大河ドラマ「江(ごう) 姫たちの戦国」を見始めました。

以前にも見たことのあるドラマです。

先のNHKオンデマンド契約時も見ようと思えば見れましたが、物語が男たちの野心と野望が渦巻く戦国時代の世にあって、女性たちはその渦に飲み込まれていくさまが、観ていて悲しいので今までこのドラマをあえて観ませんでした。

織田信長の妹のお市さまと浅井長政との間の三姉妹である茶々(ちゃちゃ)、初(はつ)、そして江(ごう)は羽柴秀吉(豊臣秀吉)によって、父、母を失い、その後羽柴秀吉の庇護下で運命を翻弄されていきます。

この時代、このような悲劇は大名家の姫や奥方であれば、あちらこちらでありました。

例えば、細川ガラシャさまもそうです。

信長を謀反で倒して、その後すぐに羽柴秀吉に滅ぼされた明智光秀の三女でした。

細川家にお嫁に行っていたのですが、謀反人の娘ということで夫からは半ば追放され、一人絶望の縁で暮らしていきます。何度も死のうとしましたが、共に生活していた侍女に伝道されてキリスト教徒となり、やっと平穏な気持ちを取り戻すことができました。

しかし、関ヶ原の折に石田三成方の人質になるのを良しとせず、キリスト教徒は自害は出来ないので、家臣に槍で胸をつかせ亡くなりました。

そのような悲劇もあります。

江(ごう)たち三姉妹も決して平穏無事な生活を送ることは出来ず、父、浅井長政を亡くし、そしてその後、母であるお市さまは羽柴秀吉が嫌っているという理由で、柴田勝家と再婚するも再び羽柴秀吉の軍勢によって、義理の父である柴田勝家のみならず、母のお市さまも城に残り、柴田勝家の手で亡くなり、柴田勝家も果てました。

ただ、話の腰を折るようですが、このドラマは時代考証という点では、事実と違う点が多いそうで、かなり悲しみを強調するために、史実にはない演出をしたり、実際にはなかったとされる出来事を描いたりしているそうで、フィクションを織り交ぜたエンターテインメントとして見てほしいとNHK側が当時言っていたそうです。

父、浅井長政が残って自害した小谷城は、実際は炎上はしなかったそうですが、ドラマでは丸焼けになっています。

そして、三姉妹がそれを見て泣き叫ぶシーンなど作られた悲劇のシーンもありました。

田渕久美子さんが原作・脚本を手掛けていますが、田渕さんは、2008年の大河ドラマ「篤姫」の脚本をされた方です。

2008年の大河ドラマ「篤姫」より

篤姫の原作者は宮尾登美子さんで以前にも2005年放映の「義経」の大河ドラマの原作者です。

やはり、戦国時代や江戸末期の混乱の時代の中での女性について書くのは至難の業なのかもしれません。

史実など記録に残っているのは、男性中心の世の中ですから圧倒的に男性について書かれたものが多く、女性について書かれた記録は少なかったのではないかと推察できます。

そんななかで、戦国時代や幕末の騒乱期の本を書くわけですから、大変な作業だと思います。

史実に基づいた資料が少ないのですから、もしかするとある程度は、こうではなかったのではないかと推察する内容が入るのはいるのはある程度仕方がないことのように思います。それでもやはりその原作者がどれだけ篤姫のことを研究するばかりではなく、研究からくる内容を加味して、どれだけ篤姫の気持ちになれるか、篤姫を思えるかにかかわってくるということは内容に大きな影響を与えそうです。

それを現しているものが篤姫でもありました。

それは、2008年に放映された「篤姫」では、当時の将軍であり最後の将軍、そして鳥羽伏見の戦いで官軍と戦って負け戦になり逃げ帰ってきた徳川慶喜を守ろうとして、自らも、そして江戸に残っていた先代の将軍、徳川家茂(とくがわいえもち)の妻であり、先代の天皇の妹であった和宮(かずのみや)にも頼んで朝廷へ慶喜助命の嘆願書を書き、そして慶喜に命じて謹慎させて恭順の意を表すようにするなど、必死で徳川慶喜を助けようとしていました。

しかし、2018年に放映された大河ドラマ「西郷どん」に出てくる篤姫は、全く真逆で、江戸城を訪れた官軍の指揮官であった西郷吉之助に対して、慶喜の首を差し出すからこの江戸城と大奥の女性たちなどは見逃してほしいと懇願してました。

同じ大河ドラマで同じ人物の描かれ方がこうも違うものなのかと驚きました。ちなみに「西郷どん」の原作者は林真理子さんです。

いかに史実というものが、こいっては史実を研究している方に失礼ですが、あいまいなものかを思い知りました。それと同時に、たとえNHKであっても、ドラマでは大河ドラマであっても、必ずしも正確な描かれ方をしていないということが分かりました。

大体先ほども述べましたが、今みたいにビデオカメラがあったり、録音機などもなく、記録するという点においては、人が書いたものがすべてですから無理もありません。

しかも、戦国時代や幕末などの動乱期ですからなおさらです。

そして男性中心の社会ですから、女性の記録となるとさらに見つけるのは厳しいと予想できます。

それが、この篤姫の二つの大河ドラマの行動の違いをも生み出しているのかもしれません。

ただ、人気という点では宮尾登美子さん原作で宮崎あおいさんが史上最年少(22歳)で主演を務めた2008年放映の「篤姫」がダントツでした。(常に20~30%台をキープ、時には40%超えも)以下引用です。

視聴率
それまで視聴率が取れないとされてきた「幕末もの」でありながら、女性層の支持を背景に高視聴率を維持し[1]、大河ドラマとして初めて本放送期間中の集中的なアンコール再放送が行なわれるなど人気を得た[2]。特に最終回直前の12月12日には急遽第48回が再放送され、結果的に3日間連続で同作が放送された。全50回の平均視聴率は24.5%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)で、幕末を舞台とした大河ドラマとして過去最高、過去10年の大河ドラマとしても、2002年の『利家とまつ』の22.1%を抜いて、最高の視聴率となった。また、同年の年末に3夜連続で総集編が放送された。(12月26日から28日)
篤姫の地元・鹿児島地区では、第2回の視聴率が29.3%を記録[3](初回は測定対象外)、その後もほぼ30%台を維持し、第36回には41.9%を記録した[4]。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%A4%E5%A7%AB_(NHK%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)

篤姫が江戸末期の激動の時代にやはり翻弄されながらも、前向きにひたすら己に正直に生きていく姿を見せているのに対して、「江 姫たちの戦国」の三姉妹は、どちらかというと、いずれも悲惨な結末を迎えているように思うのは私だけでしょうか。

江戸幕府を盤石なものにした徳川秀忠の妻になった江も、なにかと悲しみが付きまとうような感じがします。

ですから本日見ているのは、2度目ですけれども、篤姫のような豪快なシーンを期待してではなく、戦国の世のはかなさを感じるためかもしれません。

どちらにしても、見るのに覚悟がいるドラマです。

via PressSync

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