
わたしはアマゾン・プライム会員(年間4,900円払うことで、アマゾンで様々な特典を受けられるサービス)なので、Amazon Music Prime(アマゾン・ミュージック・プライム)という音楽配信サービスを追加料金なしで使うことができます。
久しぶりにそのサービスを使って薬師丸ひろ子さんの歌を聴いてました。
聴いていたのは「歌物語」という上の写真のアルバムです。
本当に思いますけれども、薬師丸ひろ子さんは歌が声に透明感があって、それでいて声量が天井知らずなので聴いててとても心地いいです。
薬師丸ひろ子さんの歌についてもっと描きたいのですが、今回は別の話題です。
先程、アマゾン・ミュージック・プライム(以下、アマゾンミュージック)を久しぶりに使ったと書きましたか、他にもこれと同じ音楽配信サービスを契約していて、それはSpotify(スポティファイ)というサービスです。
日本ではあまり聞いたことがないかもしれません。
スエーデンの会社で、音楽配信サービスの老舗的な存在で、月額980円払って広告なしで高音質で音楽聴き放題のプレミアムというサービスはじめ、広告は入って、音質も少し劣りますが、フリープランというサービスも提供しています。
日本では初めて無料の会員でもフルコーラス(曲の最初から最後まで)聴けるサービスを始めたところです。
最近では、スポティファイを意識して、グーグルが同様の無料プランを打ち出したようです。
スポティファイを運営するスポティファイ・テクノロジー社の企業理念は、海賊版を撲滅すること、というものだそうです。
初めてそれを知った時は驚きました。
普通、企業は利益追求が第一目的になると思っていました。実際そういう利益追求が第一目的な会社が大多数というかほとんどがそうだと思います。
その中にあって、スポティファイ・テクノロジー社はかなり特殊な存在です。
スエーデンの国民性なのでしょうか?
わたしは恥ずかしながらスエーデンについてはほとんど知らないのでわからないのですが、スエーデンで知っていることといえば、オリンピックでボブスレーという競技がありますか、ボブスレーがとても強い国ということくらいです。
スポティファイは世界ナンバーワンの会員数を持つ会社です。世界に2億人以上の会員がいます。
そのうち1億人が無料会員です。
ですので、無料会員でもフルコーラスで曲を聴けるので、印税が発生します。
その支払いのため、スポティファイは近年赤字が続いているそうです。収入のうちの半分が印税代に消えるそうです。
それでも海賊版撲滅という企業理念は変えずに、ミュージシャンと印税を下げてもらえるように交渉中だそうです。
わたしもスポティファイのような会社は初めて聞いたので、応援したくなって、有料会員として入りました。
それで、アマゾンミュージックは久しぶりだったのでした。
音楽配信サービスを使うだけの目的ならば、アマゾンミュージックだけで充分聴けるのですが、スポティファイで聴いてます。
まさに日本企業やアメリカ企業、そして中国企業がフォーブスの企業ランキングで上位を占める中、そんなことは関係ないと言わんばかりに、スポティファイは我が道をいっています。
音楽は多分に感情を左右するものだけに、そうした社会奉仕のようなことをしているスポティファイで聴くと、いい曲がますますいい曲に聞こえます。
それにしても、そんな会社がこの世にあったこと自体が驚きです。
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