
上記日経 XTECHの記事には、格安SIM会社の5G(超高速で大容量のインターネットサービス)の提供が今年秋まで遅れる見通しということが書いてありました。
au。ドコモ、ソフトバンクなどの大手キャリア(携帯電話会社)は今年春にもサービス提供するために、着々と準備を進めているとのことです。
ドコモなどでは今までの最高速な10ギガバイト毎秒の提供も実現しようとしており、今までの1ギガバイト毎秒のサービスの10倍です。
ただ、難しいのは家庭用で使っているパソコンが10ギガバイト毎秒の速度に対応していない点です。
わたしもいまauの5ギガバイト毎秒のサービスに入ってますが、肝心の使用しているパソコンがその速度に対応していません。
ですから、解散速度をパソコンで計っても500メガバイト毎秒(0.5ギガバイト毎秒)しか速度が出ていないのが現状です。
それはさておき、いよいよ日本でも5G(ファイブ・ジェネレーション(通信規格の第五世代))がこの春から実用化されそうです。
この5Gという、超高速で超大容量のデータのやり取りができる通信規格は、パソコンやスマートフォン、タブレットなどでの利用はもちろんのこと、目玉は家庭にある家電などにインターネット回線を繋いで、それら家電の制御を遠隔地から行うことができることです。
あるいは、企業のサービスを多角化させることができことができると言われています。
これは2000年代前半に導入されたインターネット速度を格段に速くしたADSL(エー・ディー・エス・エル)の時と同じような、インターネットのあり方を変える出来事になります。

山形そこで今回問題なのは、大手キャリア(大手携帯電話会社)から回線を借りてサービスを提供している格安SIM会社の5Gサービス導入です。
かく言うわたしもマイネオという格安SIM会社のサービスを使っています。
回線を貸している大手キャリアは、当然のことながら5Gの回線は今までの4Gの回線よりも高い値段で回線を売ってくることになるので、格安SIM会社の料金もその分値上げしなければ採算が取れなくなります。
しかし、格安SIM会社の1番のメリットは格安SIMというだけあって、料金の安さです。
5Gを導入することで、料金が高くなっては格安SIM会社の存在意義が薄れるとともに、大手キャリアとの競争にも影響を与えます。
利用者にとっても、もし5Gの導入で格安SIM会社の料金が大幅に利用料金が上がるとなれば、ちょっと困ります。
格安SIM会社にとってもう一つ問題があって、それは5Gの回線を借りてサービス提供しようとした場合の5G対応のスマートフォンの提供について、どうするかです。
5G対応のスマートフォンを仕入れなければなりませんが、大手と違って小規模な会社が多い格安SIM会社でさから、どのくらいの利用者が5Gのサービスを使うかが読めない時点で、大量の5G対応の高額なスマートフォンを仕入れるのはリスクが伴います。
元々、安いから契約している利用者が多い(わたしもそうです)わけですから、当面は4G(通信規格の第四世代:現在の規格)と並行してサービス提供が行われます。つまり現在の規格と新しい規格が混在することになり、必ずしも超高速で超大容量のサービスを申し込む利用者がどのくらいの人数いるかがわからないということもあって、高額なスマートフォンの仕入れについて困っているわけです。
わたしなども、普段インターネット通信は外出している時はほとんど使っておらず、契約しているひと月500メガバイトまで使えるデータ通信量を契約していますが、ほとんど使ってなくて毎月繰り越している状態です。

毎月繰り越しているのでひと月に与えられるデータ通信の容量は500メガバイトですが、上記画像のように、1ギガバイト(1000メガバイト)ほどあります。
わたしのように、元々格安SIM会社のサービスを選んでいる方というのは、大手キャリアとは違って、あまりガンガン毎月使うという方はあまりいないのではないかと思います。
ガンガン使う人は、仕事で使っているか、動画などのサービスを頻繁に使う人ですから、そういう方というのは、回線の品質(ちゃんとどこにいても、速い速度で繋がるか)も重視しますから、あまり格安SIMは使わないと思います。
格安SIMは、時と場所によって回線の速度が大手に比べて不安定です。
例えば、会社勤めの方ならばお昼休みの時間帯は、私用でメールチェックやLINEでやり取りしたり、ユーチューブを視聴したり、1番回線が混み合う時間帯です。
たくさんの人が同時間帯に使うので、当然回線は混み合います。
格安SIMではこの時間帯は通信速度は極端に遅くなります。
ですから、ガンガン使う人はより安定して速い速度で通信できる大手キャリアを選びがちです。
それでも格安SIMを使っている人というのは、あまり使わない人が、速度より料金を気にする人ですので、5Gという高いサービスは望んでない人が多いかもしれません。
そのために、わたしが契約しているようなマイネオなどの格安SIM会社は、5G導入したいけれども、料金が、高くなるようでは利用者が離れていってしまう恐れがあって、大手ほど積極的に5Gサービスを提供するということをしたくないというのが本音のようです。
ですので、5G対応のスマートフォンも確実に売れると分かってから仕入れたいそうです。
それで秋まで待つのだそうです。
秋に何があるかというと、5G対応のアイフォーンが発売される時です。
アイフォーンならば人気があるので、ある程度売れるということが予想できる、少し大量に仕入れても捌(さば)けるはずとの予想が立ちます。
でもこれも世の流れですね。
ガラケー(ガラパゴス携帯電話:周りの世界と隔絶された島のガラパゴス諸島に例えて、携帯電話の規格が日本独自のもので、日本でしか売れないことからこの名前がつきました。正確な名称は「フィーチャーフォンです。)が今やアイフォーンを代表するように多くの人がその便利さからスマートフォンに買い替えて、パソコン並みのデータのやり取りができるようになりました。
下記画像はガラケー(フィーチャーフォン)の説明のサイトの画像です。

現在只今の位置情報を正確に掴むことができるという点では、パソコンよりも優っている面があるとも言えるでしょう。
その、「時の流れ」で、5G(通信規格の第五世代:超高速で超大容量のインターネット回線)は間違いなくこれからのディファクト・スタンダード(世界規格として正式に認められた標準規格ではなく、市場でその規格が多くの人によって使われて、事実上の標準規格に準ずるようになった規格)になるでしょう。
下記画像は「ディファクト・スタンダード」の解説サイト。
URL:https://www.google.co.jp/amp/s/employment.en-japan.com/tenshoku-daijiten/14071/amp/

色々と長々と書いてしまってすみませんでした。
ちょっと日経XTECKの記事を読んで思うところがあったものですから。
それでは、ここまでお読みくださって本当にありがとうございました。
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