
アップル用のアプリはハイブリッドという方法でも作ることができます。ハイブリッドとは本来のアップルアプリと別の方法で作った本来のアップルアプリでは無いもの同士をくっつけて、あたかもアップルアプリのように動作させることができる技術のことです。
その一例が、Monaca(モナカ)という他社が開発したソフトによるアプリ開発です。
モナカでアプリを作るのは、アップル純正ソフトに比べて簡単です。なぜかというと、ホームページを作るための言語であるHTMLで作ることができるからです。
HTMLの難易度は、アップル純正のソフトに比べて易しく、しかもコードの変更などはありません。ですので一度覚えてしまえは、ずっと作ることができます。
一方のアップル純正のソフトであるSwift(スイフト)の場合、1年に1回ソフトのアップグレードがあって、こ」どの大幅な変更が行われます。
今まで使っていたコードがその日を境に使えなくなるということが1年に1回あるわけです。
そしてスイフトは約5年前に開発されたばかりの、アプリを作るためにアップルが開発した言語で、そのコードは融通性に欠け、変数の宣言などしていないと、即座にアウトです。
この点、エクセルに付属しているVBA(ビジュアル・ベーシック・フォー・アプリケーションズ)という言語では、変数を宣言するのを忘れたりしても、補完(足りないところを足してくれる機能)がありますが、スイフトにはありません。

上記画像はウィキペディアのXcode(エックスコード)というアップル純正のアプリを作るための総合開発環境を提供するソフトウェアで、Mac(マック:アップル製のパソコンでしか動かないソフトで通常アイフォーンやアイパッド向けのアプリはこのソフトを使ってつくります)でしか動きません。
このエックスコードで使われるのが先程記載しましたスイフトです。
このソフトが最も難しい点は、わたしも始めたばかりですが、コードと呼ばれるパソコンへの指示を記載したものがすぐに古くなって、1度覚えても、また1年後には、古くなってしまい、また新しいコードを覚えなければならないことです。
この影響はすでにスイフトを使っている人はもちろん、これから新たに勉強して覚えようとする人にも影響があります。
なぜならば、わからない点をインターネットで調べようと思っても、インターネット内には、古いコードを解説した記事がわんさかあって、最新版の記事を見つけるのに、相当の労力と忍耐が必要だからです。
そのため、ベテランの開発者でも最も嫌われている言語がスイフトで、その理由はコードの読みにくさと共同作業のしにくさです。
わたしもそれ以上のことはわからないのですが、わたしに分かるのは確かにインターネットで調べてもなかなか参考になる新しいスイフトに対応した記事を見つけるのに大変な労力がかかることです。
そのため、下手をしてバージョンの違うスイフトの記事を読めば読むほどわからなくなるといったことがたびたび起こります。
それに、プラスして、スイフトがすかれないのは、コードが簡略化され過ぎていて、コードを見ただけでは、戦後のつながりや、一連のプログラムが行おうとしている動作がわからないことです。
アップルとしてはコードをなるべく短くすることでコードが簡略化され、より少ない文字数で作れると、胸を張っているのですが、簡略化され過ぎていて、コードの流れがわかりづらくそれがメスを誘発しやすい原因になったりしています。
そして何より、コードの物語性が無いので作ったコードを読み返してもまるで記号の集まりのようで面白く無いことです。
コードは簡略化すれば良いわけでは無い良い例です。
小説でも、単語の数を減らして簡略化すればいいかというと、そうではなく、簡略化して単語の羅列のようになったら細かな描写や登場人物の心の複雑な動きがわからなくなるように、プログラムとしてのスイフトも、読み返してみて、もしくは書いてみて、面白く無いものにしています。
ただ面白く無いだけならまだ良いですが、プログラムの処理の内容や流れがかえってわかりづらくなります。
その点において、あれほどの大会社でゆうのな人材も多くいるアップルが見当違いしているところです。
アップル自身がMac(アップル社性のコンピュータ)のプログラムを作るときには、重要な箇所ではスイフトを使わないと言います。これはどうしてかというと、やはりコードが簡略化され過ぎていて、かえってわかりづらいからです。
わかりづらいコードはプログラムのミスを起こしやすくします。
しかしアップルは開発者達は、短く、単語を並べただけのコードであれば、外の一般の開発者にとっては作りやすいと信じて疑いません。
これはある意味アップルの開発者なら長々とした、長文のコードでも開発できるけれども、一般の開発者にとっては、短く、簡潔な方が作りやすいだろうという、ある意味、外の開発者を見下しているというか、自分たちよりも外の開発者は能力が低いと思っていることと同じことです。
頭のいい自信家が陥る考え方です。
要するにアップルの開発者クラスであれば、長いプログラムになっても平気だが、外の開発者にとっては、長いコードは大半だろうからできるだけ短いものにしようという、外の開発者のことを何も知らない、さすが一日中パソコンに向かって人間関係が苦手で外の開発者がどう思っているかなと気にしないアップルの優秀な開発者が考えることです。
なんかアップルの悪口になってしまいましたが、事実アップルアプリを作っている開発者の多くが、スイフトで開発するよりも、スイフトができる前の開発言語のObjective-C(オブジェクティブ・シー)に戻っていくか、戻りたいと考えている記事を読みました。
兎にも角にも、初めてアップル純正のアプリ開発環境ソフトであるXcode(エックスコード)のスイフトでなんとか形になってきました。ここまで3ヶ月かかりましたけれども、ここまで来れば後は同じ作業を繰り返すのみですので、開発の峠は超えたと思います。

ここまでお読みくださってありがとうございました。
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