ドラマ(drama)

2008年放送の大河ドラマ「篤姫」4回目観終わりました。

宮崎あおいさんが主人公篤姫(あつひめ)を演じる大河ドラマ「篤姫」全50話観終わりました。

大河ドラマ「篤姫」解説 ウィキペディア

一番好きなドラマです。

NHKオンデマンドというインターネットで過去のNHKの番組を観ることができるサービスで観たのが最初でした。

NHKオンデマンド配信番組表

NHKオンデマンドには二種類の契約があって、一つは「見逃し見放題」ともう一つは「特選ライブラリ見放題」の二つです。

どちらも月額990円です。

オンデマンドの見逃しパックと特選パック

最初は妻が観たい女優さんが出ている朝の連続ドラマ小説を観たいというので、特選見放題パックに申し込みました。

私はその頃は日本のドラマよりも、特にアメリカの映画やドラマに興味があって観ていたので、特選見放題パックは利用してませんでした。

ちょうど妻がそのドラマを観終わったくらいに、私も見放題パックはどんな番組等配信しているのだろうと思って番組表を見てみました。

中でも興味を引いたのが、「アナザーストーリー 運命の分岐点」という番組でした。

『アナザーストーリー 運命の分岐点』は、NHK BSプレミアムのドキュメンタリー番組で2015年4月1日にレギュラー放送を開始しました。放送は火曜日 21:00 - 22:00です。

うちはNHKのBSには加入していないので、今まで観たことがなかったのですが、オンデマンドでその存在を知りました。

なかなか濃い内容で、ウォーターゲート事件についての真相やある大スターがエイズになって、最初は秘密にしようと思っていたのが、ある心境の変化で公(おおやけ)にしたことについてなどや50年余り前に世界で初めて人間を月に立たせたアポロ11号の偉業の裏に隠されていた真実についてなど、面白そうな番組がありました。

BSを契約していないのに、BSの番組が観られるのも嬉しかったです。

そしていよいよ、「篤姫」との出会いです。

大河ドラマはずっと観てこなかったので、当然2008年に放送された「篤姫」も当時観ることはなかったでした。

「篤姫」を知ったのはオンデマンドででした。

何故か、今までの男性の視点から見た戦国時代なり、明治時代なり、平安時代なりの番組路線だったNHKの大河ドラマが、女性の視点で見たドラマを作っていたことを知り、興味が湧きました。

「篤姫」もそうですし、他にも2017年に放送された「おんな城主 直虎」や2011年に放送された「江(ごう) 姫たちの戦国」など女性が主人公のドラマを観ました。

篤姫と同じく、主人公が女性の大河ドラマ「江(ごう)姫たちの戦国」ワンシーン

何よりも戦(いくさ)を嫌う女性の視点と、いくさがやりたくてしょうがない戦国時代の男性の視点との違いが多くの悲劇を生み出してました。

女性と男性の違いはやはり明確にありました。

まつりごと(政治)への女性の参加が許されない世の中にあって、篤姫が養子に行った島津本家の父である藩主 島津斉彬(しまづなりあきら)が(まつりごとでは)「女子(おなご)にしかできぬことがある」と言っていたのを思い出します。

つまり、将軍に嫁いで将軍を説得して次期将軍を徳川慶喜(とくがわよしのぶ)と決めてもらうということは、女性にしかできないことだ、ということです。

篤姫は父 斉彬に問います。「わたしは父上に利用されるのでしょうか」と。

それに対して斉彬はしばらく間を置いてから「そうじゃ」「今はそう言うしかあるまい」と答えます。

しかしそれ以上篤姫は父に問うことはなく、しばらく考えて、「必ずや私の役割を果たしてご覧に入れます」と答えるのでした。

女の道は一本道という篤姫がまだ生家にいた頃に篤姫の乳母 菊本に言われた言葉を思うのでした。

つまり、男性は自分の選んだ道を歩んでいくことができるが、女性(特に武家の女性)は、周りから定められた道をひたすら歩んでいくしかできないということです。

しかし篤姫は当時の女性にしては珍しく、史書を読むのが好きでした。そして日本の行く末や現在行われているまつりごとについて大変な興味を示す女性でした。

そのことで生家の実の父親にはさいさん叱られます。

篤姫が大切にしている心得がいくつかありました。それは生家の母親が篤姫に教えたことでした。

一つは、一方聞いて沙汰(さた)するなということ。片方の言い分だけを聞いて判断してはならない。両方の意見を聞いた上で判断しなさいということです。

他には、考えても結論が出ない時には、考えるのをやめて感じることです。

自分がどう感じるかに身を委(ゆだ)ねなさい、ということです。この点は男性にはなかなか真似できないことではないかと思いました。男性はどうしても頭で結論を出そうとしてしまうからです。

男性にも感性の豊かな人もいるでしょうから一概(いちがい)には言えませんが、この感じるままに行動するというのは、女性ならではでないかと思います。

篤姫は天性の能力を持っていて、最初は敵対しているような人でも、心通わせて、やがて仲良くなっていくというものです。

安政の大獄(あんせいのたいごく)を断行した大老の井伊直弼(いいなおすけ)とも最初は敵対関係にありましたが、一方聞いて沙汰するなの教えに従って、二人だけで会うと篤姫は決め、お茶の席で井伊大老と二人だけで語り合います。

そして井伊大老のたてたお茶を飲み、「悔しいが、これほど美味しいお茶は飲んだことがない」と言います。

それを聞いた井伊大老は「天璋院(篤姫が夫であった第13代将軍 徳川家定を亡くした後の名前:てんしょういん)様は正直なお方ですな。忌み嫌っている相手が立てたお茶などに対して意地でも美味しいなどとは言わないでしょうに」と言うのでした。

篤姫はその言葉に対して「わたしはおもうたままのことを言う」と返します。

そして篤姫はお茶のお礼として自分で縫ったお手拭きを井伊大老に渡し、「またわれに時々お茶を立ててはくれまいか」と言います。

井伊大老は「それがしのお茶を美味しいと言ってくださる方とはまたお会いしたいですな」と言うのでした。

このように篤姫は人の心を動かす天賦の才を持っていました。

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オンデマンド配信されてきた篤姫ですが、観られるのは今年いっぱいまでです。この後は観られなくなります。

その前にもう一度観ておきたいと思います。

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