
iOSアプリの申請却下によって、今までのやり方では通用しないことを知り全く違うことをしています。
今まではiOSアプリ作成にはMonaca(モナカ)というiOSとAndroidアプリを同時により簡単に作成できるツールを使用して作り、申請して通ってきたのですが、このたびばかりは、理由が「4.0 Design」ということで、ボタンなどをアップル純正アプリ作成ソフトのXcodeを使わないとにっちもさっちも行かなくなりました。
それはその却下の理由がネイティブiOSボタン(アップル純正アプリ作成ソフトを使用して作るボタン)を使用していないから、という物だからです。
先にあげたアプリ作成ツールのMonaca(モナカ)でも似たようなというかそっくりのボタンは作ることが出来るのですが、そのバージョンも却下されてしまいました。
あとは本物のアップル純正のアプリ作成ソフトで作るしかありません。
その名はXcode(エックスコード)です。
現在はXcodeで使えるプログラミング言語は、以前のobjective-C(オブジェクティブ・シー)からこれまたアップルがXcodeでアプリ作成のためだけに開発したSwift(スイフト)という言語に変わってきています。
現在ではSwiftをより簡単に扱えるようにしたSwiftUIという言語が今年よりベータ版(テスト版)として公開されましたが、欠点としては、インストールして使うユーザー様のアイフォーンやアイパッドのOS(アイフォーンなどを動かす際に内部の機能の全てを司る中心的なソフトウェア)のバージョンが13.0以上と最新バージョンでなければ動かないことです。
常に最新版にしているユーザーの方は推察ですがごく限られており、しかも未だにアイフォーン5(ファイブ)などをお使いの場合には、最新OSへのアップデートができない機種になりますので、SwiftUIで作られたアプリは使用できないことになります。
ちなみにiOS13.1(現時点での最新OS)がインストールできるのは
iOS 13.1の対象機種はiPhone 6s以降、iPhone SE、 および第7世代のiPod touch。iPadOS 13.1は、2014年以降に発売されたiPad、iPad mini、iPad Pro全機種。tvOS 13.1はtvOS 12が動作しているApple TVに対応している。
参照「iOS、iPadOS、tvOSの13.1アップデートが公開 | TechCrunch Japan」
URL: https://jp.techcrunch.com/2019/09/25/2019-09-24-ios-ipados-and-tvos-13-1-updates-are-now-available/
ということです。
それに、SwiftUIは開発されたばかりなので、参考資料やアップル以外の第三者が作った、プログラムへの追加機能などが著しく少ないです。まだ開発・発表されたばかりですから仕方ありません。
それで私はSwiftUIでのアプリ作成はやめました。最新バージョンのOSでしか動かないとなると、お客様向けに提供する側としては、一人ひとりのお客さんにOSをアップデートしてくださいと頼むわけにも行かず、必ず、古いバージョンのOSを使用しているお客さんが多数いらっしゃるからです。
それにしても、今回初めてXcodeでアプリ制作を試みてみて、Xcode自体がどんどんバージョンアップしていて、わからないことをウェブサイトで調べても、旧バージョンのXcodeとはもうボタンの配置も機能的にも、操作方法も変わってしまっていて、過去の記事は役に立ちません。
まぁ、それでもこの一週間で少しづつわかってきたように思います。まだまだですが、ほんのちょっと慣れてきたと思います。
あとは、続けるのみです。
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