アップルのアプリがデザインを理由に却下されました。今まで20くらいのアプリを申請してきましたが、デザインを理由に却下されたのは初めてです。
主なデザインの理由はアップルのiOS機能を利用していないことや見た目が地味でリンクなども文字リンクだったりボタンにしてもウィンドウズ標準のボタンで何の装飾性もありませんでした。
今回修正版を作るにあたってまずはベースのテンプレートを変更するところから始めました。
アプリはすべてmonaca(モナカ)で作っているので、iOS機能といっても、それに類似した、モナカのテンプレートのonsen UIでiOS機能のようなものを作り出すしかないようです。
トップ画面にその機能を使ってメニュー画面をボタンで切り替えるようにしました。


ボタンもCSS3で装飾されたボタンを利用しました。このボタンはネットで調べたときに見つけたものをそのまま使っています。
以前申請時のメニュー画面は以下のようなものでした。

やはりガラケーを意識してかなりシンプルな作りになっています。
ちなみにモナカではJavaScriptが利用できます。これでいろんな機能をアプリに追加することができます。例えば、フォームがあり必須項目があり、必須項目にチェック印をつけないと、先には進めないようにするなどです。
ウェブサイト版では、処理系のプログラムはperlとphpがメインでしたので、モナカに移植する段階で、JavaScriptへの書き換えが必要でした。
JavaScriptはウェブサイトとの相性が良く、様々な追加機能を追加することができるので大変便利です。
ただ、アップルが却下理由にしたiOS機能の実装はモナカではなくて、X code(エックス・コード)などで作らないと無理なのではないかという気がしております。
今回新たに導入したOnsen UIもiOSのネイティブ機能(iOSならではの機能)と見た目や動作が同じ場合が多いです。
アップルもおそらくは、それほどiOS機能にこだわっているわけではなさそうで、ネットで調べてみたら、同じiOS機能がないことによる理由でなんだかアラームが鳴るiOS機能をつけたそうですが、審査は通らなかったそうです。
要するに、アップルがiOS機能といっている理由は、何でもいいから、アプリの見た目や機能を一定以上に高めるように、ということだと思います。
アップルが一番恐れるのは、アップ・ストアのアプリのレベルが全体的に落ちていき、人がアイフォーンから離れていってしまうことなのだと思います。
そのために、懸命になってアップ・ストアのアプリのレベルを高くしておきたいということなのだと思います。
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