
9ヶ月以上使ってきた、アマゾン・ウェブ・サービス(以下AWS)を昨日解約しました。
理由は料金的に高いというものです。
登録して最初の1年間は無料枠がありますので、ここのところはほぼゼロ円に近い料金でした。
ただ、その無料枠が切れれば、他のストレージ・サービスよりも高額になることがわかりました。
使い始めの頃は、S3というストレージ・サービス(パソコン版の貸し倉庫)で5ギガ使っただけでも、月に500円くらいかかったこともあります。
これの理由は、AWSの料金体系がただ単に預け賃だけではないからです。
データーを保管しておく料金の他に、PUTやGETと言った料金がかかります。
PUTやGETは、「リクエスト」と呼ばれ、保管しているデーターを見たり読んだりした場合、もしくは引き出した場合にかかる料金です。
これは予想が難しく、全く他の人が見ないだろうという環境下でも2日間で1000 PUT行ってしまうことがありました。
原因としては、「CloudTorail」という、データーの利用状況を監視しているサービスに入っている状態の場合、そのCloud Torailが定期的にデーターにアクセスするため、誰も見てなくとも、 PUTやGET料金がかかってしまいます。
私の場合も、このCloud Torailで2日間で PUTの無料枠である2000回の80%いってしまったことがあります。
その後も PUTは増え続け、5ギガのデーターを預けていて、ひと月500円になりました。
しばらくして、Cloud Torailが導入されていることを知り、解除したらひと月ほぼゼロ円になりました。
AWSのS3には本当にたくさんのCloud Torailのような追加機能が用意されていて、それが必要な人でしたら、とても便利なものですが、ただ単にファイルを預けておきたいだけという場合には、意外な出費につながることがわかりました。
これは無料枠がついての話ですから、私の場合、あと3ヶ月すると無料枠は無くなりますので、当然、通常の料金がかかることになります。
私は仕事でAWSのS3サービスを使っているわけではないので、個人用の保管庫としては、ちょっと値がはるし機能的に使わない機能が沢山あってもったいないです。
無料枠があったから、以前大量の PUTやGETが発生しても500円で済みましたが、本来ならばもっと行っていたでしょう。
それに、AWSは個人で使うというより、会社などの組織で使った方がその能力を発揮できると思いました。
最近、グーグルのデーター保管庫(Google Cloud Platform)も始めたので、AWSはそろそろ引退しようかと思いしました。
今はアップルのiCloud50ギガを130円で利用しています。今のところ、ストレージサービスとしては十分です。
それに今はグーグルのGoogle Cloud Platformを試しに使用しています。こちらは1年間有効の無料クレジットが300ドル分あって、よほど派手に使わなければ1年間の利用料はそれでまかなえます。
AWSから見るとちょっと目立たない存在ですが、どんなものか試しています。

参照「ウィキペディア Google Cloud Platform」
URL:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/Google_Cloud_Platform