仕事で製作しているホームページに時に文字化けが起こることがありました。その時は指定した文字コードと実際のファイルの文字コードが違っており、同じ指定(私の場合はUTF-8)にすることで、解消できました。
前回の記事で、WinSCPというFTPソフトによって勝手にファイルの文字コードが変わってしまうのを防ぐ方法について書かせていただきました。
今回は、ホームページビルダー(バージョン19)で編集作業時に文字コードを指定する方法です。
私は仕事でホームページを編集するときは主にホームページビルダーを使っております。そのホームページビルダーに、文字コードを指定する機能がありました。恥ずかしながら今まで知りませんでした。
ホームページビルダーの画面一番上のメニュー「ツール」から「オプション」を選択します。(下記画像)

そうしますとオプション画面が表示されますので、タブの中の「ファイル」をクリックします。
そこに、「出力漢字コード」という項目と、「文字エンコードをMETAタグで指定する」という二つの項目があります。(下記画像)

上の画像では、「出力漢字コード」を”Unicode(UTF-8)”に、そして”METAタグで指定する”をUTF-8にしました。
これで、ホームページを編集作成して保存するときには、自動的にUTF-8のコードで保存され、METAタグもUTF-8になります。
しかし、ファイルの中にはかたくなに、文字コード変換を嫌がる?ファイルもあり、人間みたいですが、何度UTF-8にして保存しても、開くとまた元のShift_JISに戻ってしまうつわものもおりました。文字コード変換をかたくなに拒んだファイルはcssファイルの一部と、phpファイルの一部でした。
仕方がないのでそのままで、サーバーにアップロードして確認いたしましたが、動作に問題はありませんでしたので、それで良しといたしました。
文字エンコードって何?
文字エンコードは、文字をコンピュータ上で表現するための方式です。コンピュータは、0と1の二進数で情報を扱うため、文字を二進数で表現する必要があります。文字エンコードは、文字と対応する二進数の変換方式を定義することで、文字をコンピュータ上で扱うことを可能にします。
文字エンコードには、ASCII、Unicode、UTF-8など多数の方式があります。ASCIIは、アルファベットや数字などの英数字文字のみを扱う7ビットの文字コードです。Unicodeは、世界中のあらゆる文字を扱うための文字エンコードで、最大1,114,112文字を扱うことができます。Unicodeには、UTF-8、UTF-16、UTF-32など多数の方式があり、それぞれ異なるビット数で文字を表現します。UTF-8は、Webページで広く使われている方式で、1文字あたり1バイトから4バイトまでの可変長方式を採用しています。
文字エンコードの違いによって、同じ文字でも異なるバイト数で表現されることがあります。また、異なる文字エンコードのファイルを開く場合には、正しく表示するために適切な文字エンコードを指定する必要があります。文字エンコードは、日常的に使われる文書やWebページ、メールなどのコミュニケーションにおいて、重要な役割を果たしています。