ebay(イーベイ)といえば一時期日本への進出を果たしその後撤退した世界最大規模のオークションサイトです。ebayは1999年10月に日本法人を設立して2000年に日本市場へ進出。2002年3月末に撤退しました。撤退の理由は会員が集まらなかったということのようです。イーベイジャパン、3月末をもって日本での営業活動を終了
私は日本にebayがあったときには会員になりませんでしたが、最近アメリカのebayの会員になりました。最初は海外の製品を購入することが目的でしたが、そうしているうちに出品もしてみました。
日本のYahooオークションでは少し出品した経験があったのですが海外のオークションサイトでは初めてです。当たり前だと思っていたYahooオークションのやり方とは若干違うようだと気がつきました。
最初に驚いたのは、掲載画像が2枚目から有料になるということでした。Yahooオークションでは3枚の画像を無料で載せられますし、写真を保管する場所を自分で作れば商品説明のところにプラス7枚の写真を掲載することができます。(私はこの7枚の追加画像のことを最近知りました。そのためのサービスが無料でほかの会社から提供されています。例えばフォトアップなどがあります。)
ebayの場合は勝手が違って1枚のみ無料で、2枚目からは1枚ごとに15セントかかります。最大で12枚まで掲載可能です。
これは驚きでした。写真代で稼ぐとは…。写真をたくさん載せて商品が売れればebayだって落札手数料が取れて元が取れると思うのですけれど、どうやら考え方が違うようです。
その代わりといっては何ですが、オークションに参加するための費用は無料です。参加する資格を得るために、Yahooオークションでは「プレミアム会員費」が294円徴収されます。
もうひとつ驚いたのは、出品する時につける最初の価格や、出品する期間によって出品するときにebayに払う手数料が変わることです。
ebayでは出品期間は3日・5日・7日・10日とあるのですが10日を選ぶと追加料金40セントを払う必要があります。
しかも、スタート時の値段によって出品時の手数料はさらに変わります。
例えば、最初の価格を99セント以下にすると出品手数料は10セントもしくは15セント(出品するカテゴリによって変わる)ですが、1ドルを超えるととたんに25セントもしくは35セントに跳ね上がります。
これはYahooオークションには無い仕組みだったので戸惑いました。ebayの仕組みは、出品者が出品するときに稼ぐのかと思えたほどです。しかも落札されればされたでしっかりとその手数料も取ります。最低で8.75%でこちらも落札価格によって追加料金が発生します。
画像はebay:オークション出品時手数料のページより(英文です)
Yahooオークションでおなじみの「自動再出品」という仕組みも無いようです。ですから1回の手続きでオークションは1回のみということになりそうです。
ところ違えば品変わると申しますが、これほど違うものかと思い知らされました。このやり方だとやはり日本でなかなか受け入れられず会員が集まらなかったのもうなずけます。
駄目押しになりますけれど、ebayでは出品者が落札者に対して悪い評価をつけることができないそうです。落札者が出奔しようとお金を払わなくても出品者は悪い評価をつけることができません。なにかと出品者に対しては厳しいebayオークションなのでした。
ebay(イーベイ)への出品で驚いたこと

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