さて、ウインドウズXPをフラッシュメモリーを仮想メモリに使用することで速くする検証も3回目になりました。
今回はウインドウズの起動時間テストです。電源ボタンを押してからウインドウズが起動するまでの時間を、フラッシュメモリーを仮想メモリにした場合と、そうでない場合で計測しました。
起動時間を計るためにCPU使用率を見るためのフリーのソフトAkabei Monitorを使用しました。
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左の画像が「CPU利用率」を調べるのに使わせていただきましたフリーツールの「Akabei Monitor(アカベイ・モニター)」です。
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計測はストップウォッチを使用して電源ボタンを押してから「ようこそ」のユーザー選択画面までと、ユーザーを選択してからCPU使用率が一桁台に落ち着くまでの時間を測定しました。
結果は以下表です。
フラッシュメモリあり | 「ようこそ」までの時間 | 「ようこそ」から終了まで |
1回目 | 34秒29 | 2分21秒00 |
2回目 | 35秒60 | 2分12秒56 |
3回目 | 35秒81 | 2分08秒42 |
4回目 | 35秒99 | 2分23秒78 |
平均 | 35秒14 | 2分16秒44 |
フラッシュメモリなし | 「ようこそ」までの時間 | 「ようこそ」から終了まで |
1回目 | 33秒15 | 2分10秒85 |
2回目 | 33秒97 | 2分02秒19 |
3回目 | 33秒98 | 1分56秒57 |
平均 | 33秒70 | 2分02秒93 |
なんと、今回の結果も仮想メモリーをハードディスク上に置いたときのほうが、フラッシュメモリ上に置いたときよりも平均で14秒あまり早く起動するという結果が出ました。
果たしてフラッシュメモリーを仮想メモリにしても速くならないのでしょうか。体感速度の向上は気のせいなのでしょうか。さらに検証を続けてまいりたいと思います。
ところでなぜフラッシュメモリありのほうは4回調べていて、なしのほうは3回かといいますと、いろいろとトラブルに見舞われたからです。フラッシュメモリー上に仮想メモリーをおかない設定にしたはずなのに、再起動して確認したらフラッシュメモリー上にしっかりと仮想メモリーが作られていたり、
CPUの使用率を測定するためのツールAkabei Monitorが起動中に現れなかったりしました。この3回を測定終えるまでに1時間ほどかかっています。
何とかやっと測ったのでした。やはりハードディスク上に仮想メモリを置いた状態だと何かとトラブルが起こるので、私は実験の後、すかさずフラッシュメモリを仮想メモリーにする設定に戻します。
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